玉ねぎが染物の
原料になるのを知っていますか?
家庭でも手軽に
玉ねぎで染物ができるので
自由研究におすすめです。
玉ねぎはいつでも安価に
手に入るのが嬉しいですね。
ここでは自由研究向けに
玉ねぎで染物をする方法を紹介します。
もくじ
玉ねぎで染物をする方法
染物をするには火を使います。
熱い湯も使うため、
お家の人と相談して
安全に行ってください。
染物で用意するもの
- ハンカチなど染める布
- 染料の玉ねぎの皮(染める布と同量)
- ミョウバンor焼きミョウバン(布100gに対し4g)
- 無調整豆乳
- 鍋
- 菜箸
- ゴム手袋
- ボウル
- ネット(生ゴミ用でもOK)
使う鍋は、
ホーロー製やステンレス製がおすすめ。
アルミや鉄は染料と反応して、
色が変色してしまうので要注意です。
染める布は
化繊以外ならなんでもOKです。
染料はタンパク質と結びつき
発色するので、
植物性繊維の木綿・麻は
タンパク質を補ってやると
染めムラが少なくなります。
玉ねぎで染物をする方法
⒈鍋にお湯を沸かし
布を10分間煮ます。
布に付いている汚れを落とし、
染めムラをなくすためです。
煮た後は絞っておきます。
⒉無調整豆乳に浸します。
絹や羊毛の布の場合は
この工程は必要ありません。
ボウルに布が浸るくらいの
無調整豆乳を入れ、
浸み込ませます。
よく絞ってから
1日ほど日陰で乾かします。
⒊玉ねぎの皮をザっと洗い、
ネットに入れ口を絞っておきます。
⒋大きめの鍋に玉ねぎの皮が
ひたひたになる位の
水を加えて火にかけます。
沸騰させずにじっくり煮て、
20分たったら火を止め、
そのまま30分置いておきます。
⒌玉ねぎの入ったネットを
鍋から引き揚げると染液の完成です。
⒍鍋にできた染液を
布がゆったりと泳ぐくらいの
量になるように水を足し、調節します。
⒎染める布をしっかりと水で濡らして、
軽く水を切り、鍋に入れていきます。
この時一気に入れずに、
布が重ならないように
菜箸で調整します。
⒏中火で20分位煮ます。
煮ている時は
染めムラにならないように
菜箸でかき混ぜます。
⒐火を消し1時間ほど
そのままにしておきます。
⒑その間に媒染液を作ります。
ボウルにミョウバンを入れ、
お湯で透明になるまで溶かします。
その後、
布が浸るくらいの水を足します。
⒒ ⒐の布を揚げ、水洗いし絞ります。
この時ねじるようにではなく、
布を押さえるように絞ります。
⒓媒染液に漬けます。
ゴム手袋でよくもみ込み、
20分くらい浸けておきます。
⒔ ⒓を水洗いして
陰干ししたらできあがりです。
自由研究で染物をするなら
単純に布を染めるだけでは
もったいないですね。
染物は実験要素がたくさんあるので
比較実験をするとおもしろいですよ。
たとえば
- 豆乳に漬けた布と漬けなかった布の染まり方の違い
- 植物性繊維(木綿・麻)と動物性繊維(絹・羊毛)の染まり方の違い
- 玉ねぎと違う染料で染まり方を比べる
- 布を染める前にどんな色になるか予想して画用紙に色を塗っておく
- 布を染めるために作った野菜の汁の色や、染まった布の色は予想と比べてどうだったか
- etc…
まとめ
いかがでしたか。
玉ねぎで染物ができる方法は
わかりましたか?
あわてずに
一つひとつをこなしていきましょう。